1854年、アメリカのペリーによって開国を余儀なくされた日本は、200余年に及ぶ鎖国の空白を埋め、近代国家として世界で生きてゆくため、懸命の努力を行いました。開国をめぐる葛藤、不平等条約の改正、脱亜か即亜かの悩み、日清戦争への対応、日英同盟と日露戦争、その処理など、幕末から明治時代を通じて苦難の道を歩まざるを得なかった日本外交。この講座では、語られなかったエピソードを含め、その渦中の人物を中心に追います。
11世紀から13世紀にかけてキリストの聖地エルサレムをイスラム教徒から奪還するために派遣された十字軍。その実態は意外と知られていません。この講座では、十字軍の開始から終焉まで順を追って概観し、当時のキリスト教世界の歴史を、より良く理解できるようにします。また、争いを憎み平和を愛するキリスト教が、どうして好戦的な宗教に変貌したのか、その思想的背景も考察します。
最古で最高の文学はなにか、と問えばヨーロッパの人々なら躊躇なくホメロスの叙事詩「イリアス」と「オデュッセイアー」と答えるだろう。人生のすべての教えがここにあると考えられてきたからである。史実と判明したトロヤ戦争を描いた「イリアス」。その後日談「オデュッセイアー」。人生とはなにか、ホメロスは深い智恵と情念をたたえて答えてくれるだろう。この講座では、この古典のなかの古典というべき二大叙事詩の精髄をひもといていきます。